Day 2(11月19日) 14:50 - 15:20 C(Boardroom)
公募
Architecture Design 中級者
社内アプリ基盤「Quartz」による、非エンジニアとAIに本番デプロイを任せても壊れないプラットフォームの設計
非エンジニアにAIでどこまで任せられるかは、AIの賢さではなく、致命的な失敗を起こさないプラットフォームの有無で決まります。TOKIUMでは全社員にClaude Codeを配布し、非エンジニアも業務改善アプリを作り始めました。しかし成果物の多くは個人利用にとどまりました。公開時の認証・機密情報・脆弱性・コスト・保守責任を組織として担保する経路が無かったためです。そこで、これらを担保しつつ、チャットのみで社内アプリの作成・プレビュー・本番デプロイまで完結する基盤「Quartz」を開発しました。核はプラットフォーム層とアプリ層の分離です。SSOの強制、シークレット・脆弱性走査、予算超過時の自動停止は管理者だけが触れるプラットフォーム層に置き、利用者とAIが触れるのはアプリ層だけに絞ります。危険な操作はその実行環境に存在せず、権限や状態もアプリ単位に閉じるため、失敗の影響はアプリ1個に留まります。本セッションでは、この分離をどんな設計で実現したのか、利用者とAIに解放する部分と管理者が握る部分の切り分け、その境界を越えられないようにした仕組みを、社内AI導入やIDPを検討する方へ共有します。