CloudNative Days実行委員会によるブログ

こんにちは、CloudNative Days 実行委員のhymです。

CFP締切まで、残りわずか2日となりました。「書いてはみたけど、これで通るのかわからない」「話したいネタはあるけど、まだプロポーザルの形になっていない」という方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、CFPをセルフレビューするためのプロンプト集 cnd-cfp-prompts を公開しています。

https://github.com/cloudnativedaysjp/cnd-cfp-prompts

プロポーザルを書くハードルを下げたい

「話したいことはあるけど、CFPとしてどう書けばいいかわからない」「一度書いてみたけど、何が足りないのかわからない」。そんな状態からでも、自分でプロポーザルを育てていけるものが欲しいと思っていました。

そこで、AIにレビューしてもらいながらCFPを作っていけるプロンプトを作りました。

AIに書いてもらうのではなく、レビューしてもらう

最近、カンファレンスのCFPでも、AIによって生成された似たようなプロポーザル、いわゆる AI slop が問題になっています。だから、cnd-cfp-prompts では完成した文章を出さないようにしています。

このプロンプトがするのは、「ここは具体性が足りない」「この判断の理由をもっと知りたい」「聴講者が持ち帰れるものがまだ見えない」といった考慮漏れの指摘と、それを掘り下げるための問いかけまでです。その問いに答えるのは、プロポーザルを書いている本人です。

AIにプロポーザルを書いてもらうのではなく、AIとのレビューを通して、自分では当たり前だと思っていた経験や考えを見つけ、自分の言葉でプロポーザルをブラッシュアップしていく。そのためのプロンプトとして作っています。

使い方
  1. リポジトリの review.md の中身をすべてコピーする
  2. ChatGPT、Claude、Gemini など、普段使っているLLMに貼り付ける
  3. 「CfPのレビューを承ります」と返ってきたら、タイトル・概要・対象者を入力する

箇条書きでまとまっていない荒削りの状態でも大丈夫です!

レビューで見ている5つのポイント

プロンプトには、「聴いてよかった」と思えるセッションに共通する観点を組み込んでいます。

  • なぜ今、これなのか :トレンドとのつながりや、普遍的な課題への新しいアプローチがあるか
  • 泥臭い現実 :理想論ではなく、失敗や組織の壁など現場のリアルが語られるか
  • 再現性 :聴いた人が自分の環境に持ち帰れる教訓があるか
  • タイトルの誠実な引き :内容を盛らずに、対象者が「自分のことだ」と思えるか
  • 抽象度と具体度のバランス :ツール名と、それで解決した課題がセットになっているか
👉
OSSの内部実装を深掘りするタイプのセッションでは、組織の苦労よりも、ドキュメントにない技術的な考察があるかを重視するようにしています。

また、フィードバックはまずあなたのCFPが持っている「光る要素」を挙げてから、採択への影響が大きい指摘を 2〜3点に絞って 返します。

荒削りのアイデアを、プロポーザルに育ててみる

「話したいネタはあるけど、プロポーザルの形になっていない」という段階でも、ぜひ使ってみてください。

実際に、記事用に作った架空の骨子を入力してみました。

AWSGCPの両方を使う組織で、運用が破綻しなかった理由

* 最初はクラウドごとにチームも手順もバラバラだった
* 共通化する部分と、あえて揃えない部分を決めた
* 今は新しいサービスを出すとき、チームが自分でクラウドを選べている

返ってきたレビューは、まず光る要素として「あえて揃えない部分を決めた」に触れていました。

そのうえで、過去から現在へのストーリーになっていて構成は良いものの、情報が足りないという判定でした。改善ポイントは次の3つに絞られていました。

  • 再現性 :何を基準に「共通化する/揃えない」を分けたのか。ここが聴講者の一番持ち帰りたいところです。
  • 具体性 :サービス数やチーム数などの規模感、「バラバラ」で実際に起きていた問題、「破綻しなかった」と言える根拠。
  • 泥臭い現実 :タイトルが「破綻しなかった理由」なら、破綻しかけた場面があったはず。そこを見せると共感が生まれる。

さらに、AWSとGCPを比べる場面では「どちらが優れているか」ではなく「自分たちの課題に合ったか」という軸で語ると良いという補足もありました。

そして最後は、「共通化したもの・揃えなかったものを2〜3個挙げるとしたら?」「線引きにどんな基準を使いましたか?」「一番破綻しそうだと感じたのはどんな場面でしたか?」という3つの問いで締めくくられていました。

この問いに一つずつ答えていくと、自分では当たり前だと思っていた経験が、実は他の人にとって価値のある知見だったと気づけるはずです!

※上記のレビュー内容は出力の一例です。LLMは同じ入力でも毎回少しずつ異なる結果を返すため、お手元で試した際に内容が変わることがあります。
おわりに

AIは、あなたのプロポーザルの「足りないところ」に気づくための相棒になるはずです。ぜひこのプロンプトを使ってあなただけのプロポーザルを作ってみてください!

なお、cnd-cfp-prompts はあくまでセルフレビューを助けるためのツールです。このプロンプトを使ったからといって採択が約束されるものではなく、使わなかったことで不利になることもありません。また、応募数やイベント全体のバランスによっては、採択に至らないことがあります。

みなさんからのプロポーザルをお待ちしています!

CFP応募はこちら: https://cloudnativedays.jp/cndw2026/cfp
締切:9/23(水)

スーちゃん
トゲくん

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